寝返り動作の評価のポイントについて説明するよ!

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はじめに

皆さん。寝返り動作(ローリング)ってどのように評価していますか?

本当に効率のよい寝返り動作とはどのような寝返りなのかについて考えていきたいと思います。

 

そもそも寝返りとは?

これは皆さん十分わかっておられる通りで基本動作のひとつに分類されますよね。

  • 寝返り
  • 起き上がり
  • 立ち上がり
  • 移乗
  • 歩行(移動)

上記のように5つある基本的動作のひとつになります。

私が考える寝返り動作でチェックすべきポイント

  • 始動で頭部が体幹に引き寄せられるか?
  • 背臥位と伏臥位で寝返りの仕方の違いをみてみる
  • 頭から足まで一緒に力が入って寝返ることができているか?
  • 寝返りを打つときは枕などは置かない。頭頸部の動きの特徴を把握するため
  • 肘と膝をつけるように寝返る(このときに頭部体が足首足趾までが繋がっているか)
  • 体全体の繋がりを感じたら寝返りさせる
  • モーターコントロールのトレーニングなので協調性を強調する。
  • パッシブで骨盤や肩甲帯を動かして繋がっているのかを確認する
  • 側臥位から背臥位へ遠心性収縮や等尺性収縮などいろんな収縮様態をいれて促通する
  • 持続性保持(prolong hold:プロロングホールド)は脳を目覚めさせ筋の連結をつくる
  • 抵抗を加えるときセラピストの力が強すぎると放散が生じにくくなるため注意。
  • ある一部の運動パターンだけを強調させて促通することをセレクティブピボットor タイミングフォーエンファシスという。
  • 側臥位でbi-lateralなどパターンを用いた促通

どのように寝返る動作を行うことが理想か?

寝返りの方法が全く同じ人はいません。

しかし少なくとも肩と骨盤帯が同時に運動が起こらないなど協調性のない分節的な動きになる動作は効率的な方法とは言えないことは大切な点であります。

やはり頚椎〜骨盤帯まで繋がった状態で寝返り動作を行えることが理想的であるといえます。

まとめ

基本動作のひとつの寝返り動作を行う上でのチェックポイントについてお話しました。

寝返り動作のトレーニングも集中的なトレーニングが非常に重要ではありますが疲労させすぎないように患者さんの反応をみながら実施する必要があります。

 

 

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