はじめに
痛み止めの薬について私がよく耳にする薬についてまとめてみようと思います。
専門家でなくても薬について知っておいた方が良い理由
私は理学療法士ですので薬の専門家ではありません。
ただ担当している患者さんがどのような薬を内服されているのかは把握しておきたいと常に思っております。
なぜなら薬の副作用によっては転倒するようなリスクを抱えているものもあるからです。
したがって自分や家族が何の薬を医師から処方されているのかを把握することはとても大切なことであると思います。
痛み止めの種類について紹介するよ
- モルヒネ(強い麻薬)
- コデイン(弱い麻薬)
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
上記の3段階に分けられます。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のタイプの痛み止めは体の
- 痛み
- 炎症
- 発熱
などを引き起こす物質であるプロスタグランジンが作られるのを抑えることによって炎症に伴う腫れや痛みを和らげ熱を下げます。
このNSAIDsの効果的な使い方としては、
- 2週間以内の急性疼痛
- 60歳以下
になります。
痛み止めの薬を紹介するよ
具体的に効力や副作用について見てみたいと思います。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
ボルタレン
これは非ステロイド系の鎮痛薬の中では最も強い作用を持つものです。
ロキソニン
COX(シクロオキシナーゼ)を阻害することによって炎症を引き起こすプロスタグランジンが作られるのを抑え炎症(痛み・熱)を抑える効果があるのです。
インドシン
変形性関節症や関節リウマチなど関節の痛みに生じる痛みに用いられる薬になります。
ポンタール
この薬は頭痛や歯の痛み生理痛や解熱などに使われる解熱鎮痛剤です。
ロキソニンやボルタレンなどと同じ非ステロイド性抗炎症薬の1つになります。
カロナール
小児や妊婦も内服できる珍しいクスリ。
アスピリン(バファリン)
痛み止めの他に総合的な感冒薬としても用いられることの多い薬です。
セレコックス
セレコックスは作用時間が長く持続します。
解熱剤としての適応はないため解熱剤としては服用しません。
リリカ
神経が圧迫されたり傷つくことで生じる痛みに用いられる痛み止めになります。
毎日、内服しなくてはならない薬です。
トラムセット
この薬は最近よく処方されていることが多い薬です。
神経痛の有無に関わらず運動器の痛みに用いられています。
ただ心因性要素の大きく影響していると考えられる痛みには効きません。
まとめ
私が良く耳にする薬を中心にその特徴を簡単にまとめてみました。
特に効力の強い薬ほど副作用も併せ持ってることが多い傾向にあります。
服用する薬にどんな効果や副作用があるのかを処方してもらう医師に必ず確認してくださいね。
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