リハビリ・健康

プロテインは精神を安定させる働きがあるという話

はじめに

タンパク質と聞くとお肉や筋トレした筋肉を大きくする効果を狙って摂取する粉末のプロテインをイメージする人が多いのではないでしょうか?

あまり知られていませんがタンパク質には筋肉をより屈強にさせるだけでなく精神を安定させる効果もあることがわかっています。

これからこのタンパク質の精神を安定させるメカニズムやタンパク質の多く含まれている食品などについてお話していきたいと思います。

タンパク質ってよく聞くけどなんのこと?なぜ精神を安定させる作用があるの?

タンパク質って何?

タンパク質は英語ではprotein(プロテイン)とも呼ばれます。

スポーツジムで体を鍛えている人やスポーツ選手が飲んでいる健康食品のプロテインってタンパク質のことなんです!

このタンパク質は三大栄養素(脂質・炭水化物・タンパク質)のひとつで私たちの体のエネルギー源になるという非常に重要なものです。

タンパク質は20種類のアミノ酸がたくさん集まって構成されています。

食事によって取り込まれたタンパク質は体の中でいちどアミノ酸に分解された後に、それぞれの筋肉や骨・内臓などの臓器にとって必要なタンパク質に再び合成(再合成)され筋肉や血液、酵素やホルモンなどになって働いてくれます。

したがって体にタンパク質が不足してしまうと筋肉は働かないし骨も脆くなり体を健康な状態に保つことができなくなってしまうのです。

精神が不安定になる理由って?

精神的に安定しなかったりうつっぽくなってしまう理由は幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの量が減ってしまうことが原因であると考えられています。

このセロトニンはストレスがかかることによって減ってしまいます。

このセロトニンはトリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸から作られています。

これからそのセロトニンとその材料となる必須アミノ酸のトリプトファンについてお話したいと思います。

トリプトファン・セロトニンってなんなの?

トリプトファン

先ほどもご紹介したようにタンパク質は20種類のアミノ酸が結合してできており、そのうち9つは体内で作ることができないため必須アミノ酸と呼ばれています。

ちなみに9つのアミノ酸は

  • ェニルアラニン、
  • イシン、
  • リン、
  • ソロイシン、
  • レオニン、
  • スチジン、
  • リプトファン、
  • リジン、
  • チオニン

のことを言います。

*国家試験の勉強で必須アミノ酸を覚えるのにこの頭文字をとって

フ・ロ・バ・イ・ス・ヒ・ト・リジ・メ:風呂場イス一人占め

と覚えた記憶があります。

話は戻りますがトリプトファンは必須アミノ酸のひとつで精神を安定させるセロトニンの原材料になるほかに痛みを抑える作用もあります。

トリプトファンが多く含まれている食べ物

トリプトファンが多く含まれている食べ物はタンパク質が多く含まれている食べ物になります。

お肉やお魚、納豆などの大豆のほかには卵や乳製品です。

このトリプトファンを体に吸収させるためにはビタミンB群が必要になってきます。

セロトニン

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは脳幹にあるセロトニン神経にてトリプトファンという必須アミノ酸から作られます。

このセロトニンは精神を安定させる作用の他に痛みを抑制してくれる作用もあります。

セロトニンの量が少ない人は精神的に不安定になってしまったり痛みに敏感になってしまう傾向にあります。

タンパク質を効率的にとるためにプロテインを利用するのもアリですよ。

プロテインにはホエイプロテインとソイプロテインがあり原料がそれぞれ異なります。

これからこの両者の違いをみていきたいと思います。

ホエイプロテイン

乳清から作られたプロテインをホエイプロテインと呼びアミノ酸を体に一気に吸収するプロテインです。

その分栄養分を代謝するための肝臓などの臓器に負担をかけやすい特徴があります。

もう一方のソイプロテインに比べるとホエイプロテインは吸収スピードが早すぎるためアミノ酸が体に残りにくいのが特徴です。

したがって精神を安定させるという意味でプロテインを用いるのであれば第一選択とはなりません。

ソイプロテイン

ソイプロテインは大豆のプロテインのことでホエイプロテインよりも吸収スピードが遅いため内臓にも負担をかけにくくアミノ酸が体内に長い間残ります。

そのため精神を安定させるためにはこちらのソイプロテインを利用されることをお勧めします。

 

大豆のプロテイン(ソイプロテイン)に含まれる栄養素はタンパク質だけじゃないんです!

ここでは私が普段利用しているSAVAS(ザバス)から発売されているソイプロテインの栄養成分をご紹介したいと思います。

 

 

 

牛乳200mlに含まれるタンパク質の量はだいたい6.6gと言われていますからタンパク質が16.8gとは凄いですね。

それ以外にもこれだけたくさんの成分が含まれているんです!

 

またこのソイプロテインは吸収が遅いため胃の中で5〜6時間とどまってくれるので脳にもトリプトファンが供給され続けるため持続効果もあります。

またトリプトファンが体に吸収されるのを助けるビタミンB群も含まれているため非常に効率が良いですね。

ナイアシンやカルシウムも含まれている!

ナイアシンはビタミンB群の一種で働きとしては神経症状を防ぐことにも役立ってくれています。

このナイアシンの欠乏症状としてペラグラがあるのですがナイアシンが不足すると口内炎などの粘膜症状やイライラやうつになりやすくなります。

また天然の精神安定剤とも呼ばれるカルシウムも含まれています。

カルシウムは神経の興奮を抑えてくれる働きがあるためカルシウムが欠乏すると

  • 怒りやすくなる
  • うつ病
  • 不眠

こういった精神症状がみられることがあります。

まとめ

意外と知られていないのですが幸福ホルモンであるセロトニンを作るために必要な必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンなどから構成されるタンパク質の摂取が精神を安定させるためには欠かせないということについてお話ししてきました。

タンパク質は食事から充分取れるものではありますが普段の食生活がどうしても不規則になってしまいがちな方は、タンパク質のみならずナイアシンやカルシウムなどが含まれるプロテインを試されても良いかもしれません。

このプロテインも豆乳のような純粋な大豆の味がしますのでオススメですよ。

 

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