はじめに
胸郭に対する評価や関節モビライゼーション・神経筋再教育をご紹介します。
胸郭の動き:視診・触診・治療
視診・触診
静止座位
治療者役の両手で対象役の胸郭を挟むように手を当てます。
患者役に呼吸をしてもらって左右胸郭の広がりを確認します。
側屈
胸郭の折り重なりと広がりの程度が同じか手で感じとります。
側臥位
枕を頭部・両膝の間に挟み縦において中間位を保持させます。両ひざ関節は90度程度屈曲位にポジショニングにします。
肩を固定し、評価する手で肋骨の走行に沿って前下方と後上方の可動性を評価します。
骨盤を固定し、肋骨を前上と後下方へのエンドフィールを感じ取ります。
モビライゼーション
- 肩・もしくは骨盤を固定する
- セラピストの手根部で圧力を制限の方向へ掛ける
- 呼吸-呼吸や自動的収縮を用いて動かす。下位肋骨は上位のそれよりも可動性を有していること。可動性ではなくend feelを感じること
- ホールドリラックスを用いる。
神経筋再教育
- 胸郭に抵抗をかけて神経筋再教育を行います。
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