師匠の話

師匠の共通点

もう私が10年以上にわたりお世話になっているS師匠が先日自宅にお越しくださいました。

この師匠は私がまだ学生の頃にバイト先でお世話になっていた理学療法士の方でございます。

S師匠は本当に人間味があって頭の回転が早く話術もすごい方です。

大変魅力的な人なので今でも病院内の後輩や部下からの人望が厚いご様子です。

私には何人か尊敬する方がいます。

決してご存命の方ばかりではありません。

例えば本多静六博士の本には悩んだときにいつも励ましていただいています。

私が勝手に尊敬させていただいている方々に共通するところを思い返してみたのですが次のような共通点がありますね。それは…

  • 物事を客観的に捉えられる
  • 芯を持っている
  • 多様性を認められる

あえて集約するとこのような3つの共通点になりそうです。

どんな人を尊敬するかというと当然のことながら人によってそれぞれでしょう。

私の場合は先ほどご紹介した3つのポイントを潜在的に持っている方を強く尊敬するように感じています。

これから私の尊敬するS師匠を先ほどの3つの共通点と照らし合わせながら考察していきたいと思います。

物事を客観的に捉えられる

感情に流されたりせず客観的に物事を捉える力がものすごいです。

自分の価値観というフィルターを通す前に客観的に物事をみている印象を受けます。

悲しいことに私は目の前の事象に良い悪いのジャッジをつけてしまう癖があるんですよね。

良い悪いの判断って別に急いでつける必要もないしそもそも判断する必要もないのにな…と分かっているんですがすぐに良い悪いの判断をつけてしまう傾向があります。

ですので物事を客観的に捉えたまま良い悪いのジャッジをすぐにしないということ。これが私にはなかなかできません。

私の悲しい性ですね。

師匠はそういったジャッジをしませんしジャッジしたとしてもその自分の判断結果を相手に決して押し付けたりされません。

またそのときの自分の気分に振り回されないところも凄いですね。

男性でも自分の感情に振り回されてしまう人は実際には多いものです。そんな人が出来事や人を判断しようとするものなら散々でしょう。

芯を持っている

2つ目は自分の考え方をしっかりと持っておられるということです。

そしてこの考え方が昔から早々ブレません。

架空の人物にはなりますが例えるなら島耕作のような柔軟性を持ち合わせておられます。

芯を持っているといっても決して頑固ではないんですよね。

ただその芯は太くて短い芯のように感じます。

頑固であることと太くて短い芯というのは紙一重

のように感じますが全くの別物ですよね。

この太くて短い芯をブレずに持つということはなかなか誰にでもできることではないと思います。

多様性を認められる

客観的に物事を捉えた上で人や物事の多様性を認める力もお持ちです。

こうでなくてはダメ!と決めつけるのではなく

そういう考え方もあるよな…

というように相手の考え方を認めることができる人ってどれくらいいるんでしょうか。

相手を認めるためには判断したりせず太く短いブレない自分の芯がないとできないことでしょう。

またこの師匠は相手の利益をしっかり満たしてあげようとするのですがそれには自己犠牲が絶対に伴わないところもなかなかの神業です。

自己犠牲が伴うとその関係は長続きしないということをよく理解されているのでしょう。

まとめ

少し抽象的な話になってしまいましたが私が尊敬するS師匠について考察してきました。

最後になりましたが、

「師匠へ。相変わらずお忙しくされているようですがお体にはお気をつけてください。そしてこれからもどうぞごよろしくお願いいたします。」

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