『内向型の生き方戦略』人生の方向性を定めることができる

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内向型と外向型の割合

今回ご紹介する本は、

性格の分類で外向型と内向型に分ける考え方ってよく知られていると思います。

この内向型と外向型の内訳は、

  • 内向型:2割
  • 外向型:8割

という割合で存在しているということです。

内向型って思ったより少なくないなと私は思ったのですがみなさんはどう思われたでしょうか?

この本では、

内向型の人が無理をして外向型に合わせて生きようとしなくてもいいし、逆に無理をして外向型を目指そうとしても上手くいかないのでやめましょうね。

と説いてくれている本です。

内向型と外向型を分けるもの

  • 内向型と外向型を分けるのは刺激の感度による
  • 刺激の感度は生まれ持ったものなので変えようがない

大事な事実は内向型と外向型とを分けるのは刺激に対する感度

ということですね。

この事実は意外と知られていないのではないでしょうか。

どうしても内向型の人は敏感で疲れやすい傾向にあるので根性がないと片付けられてしまいますよね。

そんな負のレッテルを貼られたくないので内向型の本人も自分が変わろうと努力をするのですが性格の気質なので外向型には変われない。

それで自分でもダメな人間だなとレッテルを貼ってしまって自信をなくしてしまう人が多いということです。

内向型には真面目な人が多いので余計に負のループに陥りがちです。

現代社会においては内向型はどうしても社会の絶対数でいうとマイノリティーになってしまうので外向型が有利な社会にできています。

だから内向型の人も自分の価値観をわかっていないと外向型の価値観に引っ張られてしまい自分の道を見誤ってしまう。

すなわち内向型が無理をして社会の中心を目指すのではなく社会の外側、本書では「境地」を目指しましょうと提案してくれています。

境地とは何か?

  • 内向型は境地開拓型
  • 外向型は社会維持型

内向型は「境地」を目指すようにすれば余計なストレスを抱えずに成功しやすくなるということを説いてくれています。

ところで本書でいう「境地」とは何か。

社会の中心ではなく外側である

と本書では説明しています。

例えばみんなが欲しがるような…

  • 社会的肩書き
  • 名誉
  • お金

に価値を見出して追い求めるのではなく自分がやりたいことで、人に求められることを追求していくことを社会の外側を目指していくということであるということです。

例えば…

  • 国境なき医師団で活躍するDr.
  • 青年海外協力隊

いずれも決して見返りを求めずに自分のやりたいことを追求できる立場ですよね。

境地とは未開拓な地であることが大半ですから困難を伴います。しかし内向型で境地を開拓する人にとってはその困難が喜びにさえなるのです。

また境地開拓型の成功者の例をスティーブ・ジョブス、ニュートン、ナイチンゲールの他にもニュートンなどを例にどのように成功したのかを紹介してくれています。

やりたくもないことに対して歯を食いしばって頑張ったりせずに自分が興味を持てることを追求してこそ内向型の人は成功するということが実在した著名人の生き様からわかります。

「境地開拓型の人にとって比較や評価は苦しみを生むもの」と書かれていましたが比較や評価がストレスになっていないかは人生の方向性が誤っているか否かを知る良い指標になるといえるでしょう。

まとめ

この本を読んで自分が内向型なのか外向型なのかということは大事ですが内向型が良い悪いというような判断を下すのではなく、

自分の価値観はどこにあるのか?

これを知ることが大事です。

そして自分の価値観がどこにあるのかをわかりやすくしてくれるのが、

  • 社会の中心を目指したいのか?
  • それとも外側に進んでいきたいのか?

この2択で考えるとより自分の方向性を明確にしやすくなると感じました。一番恐ろしいことは…、

外側に自分の価値観があるのに社会の中心を目指すことほどエネルギーの無駄遣いであり愚の骨頂でしょう。

本書は内向型の人に向けた本とのことですがご自身が外向型の方でも内向型の配偶者や友人がいる方には参考になるでしょう。

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