ETFは日本語では上場投資信託といいます。
投資信託と上場投資信託の違いは
投資信託のように株式の詰め合わせパックなうえに
「市場に上場している」
というところです。
ETFに投資する利点としては個別株のようにひとつだけの会社の株式を買うよりも株式を詰め合わせパックで購入した方がリスクが低いというメリットがあります。
その反面同じ金額を原資に投資する場合、高配当の株式会社一本に投資する方が高配当が期待できます。
ただ当然ながらその会社が潰れたら株式は紙切れになるというリスクを背負いますが…。
つまり詰め合わせパックであるETFでは個別株式ほどの高配当は狙えないというデメリットがあるのです。
配当利回り何%超えたら高配当ETFに分類されるという明確な基準はありません。
概ねETFの場合3%を超えれば高配当とされることが多い印象です。
それでは本題のHDVの基本スペックなどを見ていきます。
- 名称:iシェアーズ 米国高配当株 ETF
- BlackRock社のETF
- 純資産額:約8700億円
- 採用銘柄:75社
- 連動する指数:モーニングスター配当フォーカス指数(アクティブ運用の色彩が強い)
- 委託手数料:0.08%
- 分配金利回りは3%以上(市場平均は2%)
HDVは年に4回(3・6・9・12月)リバランスつまり詰め合わせパックの中身を見直します。
構成セクターをみるとHDVはエネルギーや通信といった景気動向に左右されにくいディフェンシブなセクター比率が高いETFになります。
ちなみに同じく高配当ETFでお馴染みのSPYDは不動産・金融・生活必需品となっており景気敏感で不景気に弱いセクターとなります。
HDVとSPYDの相性が良いといわれるのは上位構成セクターがそれぞれ異なるので相互補完されるということですね。
組み入れ銘柄数は約75社で同じく米国高配当ETFの中でも大御所のVYMやHDVと比べても組み入れ銘柄数は最も少ないです。
HDVは短中期で売買してもいいのですが私自身の方針としてはコツコツ長期積立投資で運用していきたい銘柄です。
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