はじめに
今月に入ってからさらに世界的に株価の下落が大きくなっています。
いつかは株価が回復することを私は理解していますので、投資を始めた頃のように株価の下落に焦って狼狽するようなことはなくなっています。
このように不安定な相場では逆に買いたくなる衝動が強くなってきてしまい頻繁に今の株価はいくらかと気になってしまいます。
こういうときに私は一気にスポット買いしてしまうんですよね。
ただ株価がどこまで下がるかなんて誰にもわかりませんので、あまり急いで買いに走るのはよくないこともようやく理解できるようになってきました。
スポット買いではなく積立額を増やす
スポット買いするときは自分の判断が冷静ではないときが多く、さらに株価が下落したときに買い増ししようにもキャッシュがなくなっていたという事態になりかねません。
こういう事態にならないように、自分が投資を始める前に決めた株や投資信託といったリスク資産とキャッシュとの割合を守りつつ今後も株価が下落するという局面であるならば、毎月の積立額を増やすのがベターでしょう。
投資額を増やすときは人間の行動とある程度のタイムラグがあったほうが良いように思います。その方がそのときの感情に振り回されずにすむからです。
確かにすぐに買わなかったために株価がその後大きくあげる可能性もあります。
「あのときスポットでたくさん買っておけばよかったじゃないか」
という心境になる可能性もありますが、そのときはそのときです。
世界経済に生涯投資していく私たちにはこの先いくらでも買い相場というのは出現します。
だからきっと今が底値で買えるチャンスだろうと買い急ぐと後で後悔する可能性が高いです。
そもそも本当の買い場というのはそれなりの期間続くようです。
適切なインデックス投信を利用できているか
ひと昔前であれば信託報酬が安かった投信であっても今ではすっかり割高になってしまっている商品がありますよね。
私もSMTシリーズを組み合わせて世界投資を行なっておりましたが実質コストが0.5%〜0.6%を超えてくるのはやはり今の時代には割高に感じられます。
下落相場というのは投資信託の引越しに適したときです。なぜなら利益が低いときほど利益に対して支払う20.315%の税金が少なくてすむからですね。
今は楽天VTだけでなく、まだ実質コストは新設のためわかりませんがおそらく楽天VTよりも実質コストが安くなる可能性が十分考えられるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)もでています。
あれこれ考えるのが面倒な人はこの投信一本という選択肢も良いかもしれません。
楽天VTもいいのですがFOF型であり二重課税問題もあるためどうしてもコストが割高になりがちですね。
先ほどもお伝えしたようにeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の実質コストは来年にならないとわかりませんが、信託報酬が0.15336%で日本も含む全世界に投資できるというのは驚異的です。
そして投資していることを忘れよう
積立額を見直して利用している投信が適切であるかを見直したらあとは自分が投資していることを忘れましょう。
私も人のことはいえず自分の戒めも込めていうのですが頻繁に株価が気になってスマホを小まめにチェックしているようではダメですね。
どうせインデックス投資なんて10年や20年単位で続けて年率5%前後の利益がでるものです。
気が遠くなるほど時間のかかるインデックス投資を選択しているのに、デイトレーダーのように頻繁に株価をチェックしていたのでは神経をすり減らすだけですし時間ももったいない。
本当に自分がやりたいことに時間を投資しましょう。
まとめ
大きく株価がさげたときには慌てず、
- 積立額を増やす
- 利用しているインデックス投信が適切か見直す
そして上記を見直したあとは
- 投資していることを忘れる
個人的には自分の人生を充実させるためには3つ目の投資していることを忘れることが何よりも大切ではないかと思っています。
そもそも投資にはすぐに必要にならない余裕資金を回しているはずですよね。
そしたら株価の上下にいちいち踊らされ一喜一憂する必要は全くありません。
最後に私が愛読している本をご紹介しておきます。
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