簿記の勉強
少し前になりますが日商簿記の試験に向けて勉強を始めました。
これからもリハビリの専門家という立場で仕事をしていきたいと考えていますので簿記の知識をメインに仕事をすることは今のところないとは思います。
それでも簿記を勉強したいと思った理由は、
「自分が勤めている組織や家計などのお金の流れを知ることができるようになりたい」
と思ったことがきっかけになります。
もう少し端的にいうと、
「お金の流れがわかるようになりたい」
これが簿記の勉強を始めた原点ですね。
資格取得の過程で原点を忘れてしまいがち
私が学生時代に国家試験の勉強をしていた頃を振り返ると資格を取得するための勉強ばかりしてきたなと思います。
これは良い悪いではなく国家資格を取るために貴重な時間とお金を費やして学校に通っていたので仕方がないところはありますけれども。
現在のように生涯の仕事を定めた状態でも懲りずに勉強をしようとしている最大の理由は意識高い発言しますけれども、
人生や仕事をより充実させたいから
です。
それにしても簿記の勉強は私にとって初めてですからなかなか大変です。
別に資格に拘らなくてもいいのでしょうが資格取得に向けて勉強すると、
- 効率よくそして全体を網羅できる
- 試験があると勉強することに対する強制力が働く
この2点が資格取得を目指して勉強するメリットですね。
そうはいっても学習を進める中で「なぜ資格を取ろうとしたのかな」と迷子になってしまうときもあります。
そんな状態ではなんでこんな勉強してるんだろう…などといったネガティブな思考で頭がいっぱいになってしまったりするわけです。
これでは勉強がただたが苦行になってしまいもったいないですね。
そうならないためにも勉強を始めようと思った原点だけは明確にしておきたいですね。
代わりがいない存在
私は有資格者の集まりの中で普段仕事をしています。
資格を持っているということは、
「資格に該当する職業であればどこの会社(病院)でも仕事ができますよ。」
という証明になるということです。
したがって資格とは一定の品質保証のようなイメージで私は捉えています。
これを言い換えればどんな人にでも自分の仕事が代替できてしまうということの裏返しであるともいえますね。
医師のようになかなか取得できないような資格ホルダーであれば代わりは少なくなるでしょう。
それでも資格を持っているだけでは代わりの医師は他にいくらでもいるのが現実です。
したがって資格を取得するのはいいのですがその上で自分を高めていく必要があるのです。
資格や職域という枠にとどまらず、
「代わりの利かない存在になるにはどうすればいいか」
ということは常に考えていたいですね。
これを考えすぎると自分を追い詰めてしまうような気もしますがもっとポジティブに考えていけばいいのだと思うのです。
たとえば現在の職域に関係ある他の領域の勉強をするのもいいでしょう。
このときに注意したいのが全く縁もゆかりもない業界について学ぶのではなくできるだけ自分の生活や仕事に関わりがある領域を選ぶことがコツです。
その方が興味も湧くし役立ちやすいためモチベーションの維持も容易になりますね。
私の簿記のように自分の職域から見ると一見かけ離れているように感じるものでもリハビリテーション科も病院の事業の一部である以上お金の流れとは切ってもきれないことは明らかです。
まぁこの辺はそのそれぞれの捉え方や興味によっても異なる部分ではありますね。
何れにしても深める分野を決めたら学びを深めながら自分の興味と世の中に求められているものをうまくマッチさせていく力がとても大切になるのです。
まとめ
資格を取ることは最終ゴールではないということです。そして、
- なぜその資格を取得するのか?
- なぜその資格を取得したのか?
などと時々原点に帰ってみることも大切になります。
私も自分の周りのお金の流れを知るために簿記を勉強しているのだという原点を忘れずコツコツ勉強を続けます。
この記事へのコメントはありません。