導入部
スティーブン・R・コーヴィーが海田『7つの習慣』という世界的名著をご存知でしょうか?この本は私たちの生活や仕事に大きな変革をもたらす可能性を秘めています。
『7つの習慣』とは何か?
7つの習慣の7つは以下の内容で構成されています。
- 主体的である: 自分の行動を自分でコントロールし、環境や他人に左右されない。
- 終わりを思い描くことから始める: 自分の目標や夢を明確にし、それに向かって努力する。
- 最優先事項を優先する: 大切なことに焦点を当て、時間を効果的に管理する。
- Win-Winを考える: 互いに利益をもたらす解決策を目指す。
- まず理解に徹してそして理解される: 効果的なコミュニケーションを実践する。
- シナジーを創り出す: 協力してより大きな成果を生み出す。
- 刃を研ぐ: 自己改善と再生に努める。
しかし、この7つを実現するためには「優れた人格」と「優れた物の見方(モデル)」という二つの重要な前提をある程度実践できる状況になっていなければ7つの習慣に進めないのではないかと思います。
「優れた人格」の構成要素
成功への道は、内面からの成長から始まります。以下の10の要素は、優れた人格を形成する上で不可欠です。
- 誠意: 真摯で真剣な態度。
- 謙虚: 自己の能力や成果に対して控えめ。
- 誠実: 真実で信頼できる品質。
- 勇気: 困難や恐怖に立ち向かう力。
- 正義: 公平で正しい行動や思考。
- 忍耐: 困難や挑戦に耐える能力。
- 勤勉: 一生懸命に働く態度。
- 質素: 簡素で控えめな生活。
- 節制: 自己制御や節度を保つこと。
- 黄金律: 他人に対して自分がされて欲しいと思うように行動する、という道徳の原則。
これら10個の要素を普段の行動の指針にすることで自分自身を人格者へと導きやすくなるでしょう。ただこれも簡単にできることではなく相当鍛錬が必要であると思います。
「物の見方(パラダイム)」について
私たちの物事の見方、つまり「パラダイム」は、世界をどう認識し、理解し、問題をどう解決するかに大きく影響します。ポジティブな思考や柔軟な態度は、これらのプロセスを大きく向上させることができるのです。
私たちに生じる全ての出来事はポジティブな面だけでなくネガティブな面も必ずあります。両方をバランスよく見れるのであればまだいいのですが、ネガティブな面ばかりに着目してしまうと問題解決が行いにくくなることは容易に想像できるのではないでしょうか。
生じる物事や目の前の世界をどのように認識し捉えるかによって問題解決できるかに大きく影響してくることになります。
「優れた人格」と「物の見方」を基盤にして『7つの習慣』へ応用する
「優れた人格」と「優れた物の見方=パラダイム」は、『7つの習慣』を日常生活に適用する際の基盤となります。これらを身につけることで、『7つの習慣』の各原則をより深く理解し、実践することが可能になると思います。
この基盤ができていないのに、早速7つの習慣を実践しようとしても、基盤ができていないため難しいでしょう。
まとめ
「優れた人格」と「優れた物の見方」を基盤として『7つの習慣』を実践することは、個人の成功を大きく促進します。7つの習慣はかなり分厚い本でつい7つの習慣は何か?と読み進めたくなるのですが、まずは「優れた人格」と「優れた物の見方」を会得することを意識してから7つの習慣を日常生活に取り入れることで、より充実した日々を送ることができると考えています。
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