資産形成:ETF・投資信託

金融危機の10年説とポートフォリオを見直すことの重要性

はじめに

最近は少し不気味に感じるほど世界的に株価が好調です。今日のFASTE All World index(世界46か国の株式市場の動きを表す株価指数)は335と過去最高の値です。

普通に考えて株価は上がると下がる。

そう考えると世界的な株価の下落が今すぐにでも起こってもおかしくないのだろうなと思う今日このごろです。

もちろん上下を繰り返して長い目で見ると株価は上昇していくという過去の歴史や世界の未来を信じているので私たちは長期投資を続けています。

金融危機の10年説

金融危機の10年説というアノマリーがあるということを知り、この金融危機の10年説というのはどのようなものであるのかを調べてみました。

私はこのアノマリーという言葉は知らなかったのですが「理論的根拠はないがよく当たると言われている事象」のことをいいます。

1987年:ブラックマンデー

1997年:アジア通貨危機

2007年:サブプライム危機

2017年12月14日現在:今のところ世界の株価は好調だが…

10年前のサブプライム危機からほぼ10年が立っていることを考えると、そろそろ新しい金融危機が起こってもおかしくないですよね。

この10年間はチャイナショックなどの金融危機はありましたが、基本的に株価が上昇しつづけてきました。

株価が好調な今こそ、もしも暴落が起こったときにも投資をやめずにマーケットから退場せずに続けていけるかを考えるよいタイミングであると思います。

4度目の金融危機10年説がすぐそこに来ているかもしれませんから。

対策:キャッシュポジション含めたポートフォリオの見直しを!

そこでいつ暴落がおこってもいいようにキャッシュポジションの見直しをしたほうがいいと思います。

私も先日、大幅なポートフォリオの見直しを行いました。参照)リスク資産と安全資産の割合について

おそらく多くの投資家に取って自分が背負える以上のリスクを負っていないのかを今一度確認する必要があると思います。

大暴落が起こるとせっかく投資を行っていたのにも関わらず投資の世界から退場してしまう人がたくさん出てしまいます。

世界経済は健全な人類の欲求に基づく限り必ず成長を続けるという原理原則を考えるとマーケット(市場)から退場してしまうのはあまりにももったいない。

大暴落が起こったときに無残にも世界投資を辞めてしまわなくてもいいように、今一度、リスクを取りすぎていないかの見直しを株価が好調な今こそ実行すべきです。

まとめ

金融危機10年説という視点からポートフォリオの見直しの必要性について考えてみました。

サブプライム金融危機からちょうど10年が経過していることを考えると世界的な金融危機がいつ生じてもおかしくはないと思います。

私も奥さんの力を借りながら家族ぐるみで投資を続けていきたいので、常に自分がどの程度のリスクを背負っていけるのかを知った上で世界の動向と向き合っていきたいと思います。

 

 

 

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