はじめに
「世界でもっとも貧しい大統領」と呼ばれたウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領をご存知の方は多いのではないでしょうか。
このホセ・ムヒカ大統領の生き様を学べる本をご紹介します。
本書ではホセ・ムヒカ元大統領の考え方が簡潔にまとめられています。
ご紹介して感じたことを書いていきます。
ホセ・ムヒカ氏の幸せの法則をみてみよう
ホセ・ムヒカ氏の幸せの法則 その1 ~世界のこと編~
一、自分らしい「スタイル」を持つ
いつも自分が自分が自分らしくいられる服を身につける
一、自分にとって本当に価値のあるものが何かを知る
世界からみたらちっぽけなものでも、価値基準は人それぞれ
一、「もの」は本当に必要な分だけを持つ
自分の人生を変えたものや、生きる上で欠かせないものなど思い巡らせてみよう
皆さんは服ってどのように選んでいますか。
確かに服って自分を演出するものですから、自分が自分らしくいることができそうな服を選びたいものです。
ただ単にブランドものの服だからとか、バーゲンセールで安かったからとか…そういう理由で服装を選んでしまうのではなく、自分に似合っているかどうかを最優先して選ぶ必要があります。
これって結構大事なことですが、見落としやすいところでもあるでしょう。
また「モノ」についても書かれています。
本当に必要なものを必要な分だけもつという考え方も簡単なようで難しいことですよね。
ついつい家に置けるだけモノを置いてしまったりしていませんか?
安かったからとまとめ買いして結局使っていないものって家にたくさんありませんか?
これはモノの循環が低下している状態と言えるでしょう。
モノの循環が悪い・停滞している状態というのは水や血液と同じで好ましい状態とは言えません。
これを解決するためにも敢えて広い家に住まないというのもひとつの対処法です。
モノを置けるスペースが少なくなると必然的にモノも少なくなりモノの管理がしやすくなります。
ホセ・ムヒカ氏の幸せの法則 その2 ~大切なこと編~
一、ぜい沢な暮らしをするために、働いてはならない
無限に満たされないことこそが貧しいということ
一、「ともに生きる」ということが「幸せ」
人は誰しも独りではいきていけない
一、幸福が最も大切なもの
人類一人ひとりが幸せでいる環境が重要
モノっていくら手に入れても幸せな気分でいられるのは、数日から数週間くらいではないですか。
長くても1年ももたなくはないですか。
例えば、車なんか買っても私は1ヶ月くらいで幸せな気分はどこかに行ってしまったことを覚えています。
それよりも車を買ったことで、洗車しなくちゃとか、修理にお金がかかるなとか雑念に悩まされる原因になってしまい非常に面倒くさくなりましたね。
だからわざわざそんな車やバイクを買うために働いてお給料をもらう、ましてやローンを組んで金利を払って行くなんて愚の骨頂なんです。
煩わしいことが増えるのにも関わらず自ら求めて働くなんてよくよく考えているとおかしな話ですね。
ホセ・ムヒカ氏の幸せの法則 その3 ~世界のこと編~
一、政治とは、すべての人の幸福を求める闘いである
富ばかりを求めるビジネスと切り離してはじめて政治ができる
一、グローバル化による世界競争を続けていてはならない
格差などの社会問題を解決するために政治は必要
一、本当に日本人は幸せに慣れたのか
かつての日本人らしい生き方について振り返ってみよう
日本もいろんな文化が入ってきていますので、日本人らしい生活からほどとおい生活スタイルになりつつありますね。
これは良いことでもある反面、日本人が持っていた質素・倹約を重んじる生活を忘れつつあるところもあるでしょう。
ホセ・ムヒカ氏の幸せの法則 その4 ~若者へのメッセージ編~
一、自分のために、時間を使おう
世の中には惑わされずに、自分をコントロールすることが重要
一、知性を使って現状を変える工夫をしよう
不可能なことを可能にするためには、たゆまぬ努力と時間がかかる
一、本当に負けてしまうときとは、自分から諦めてしまうときだ
希望を持つことが、人生を切り拓く力になる
仕事や友人関係ばかりに振り回されて自分の時間ってみなさん持つことができているでしょうか。
私はついうっかりすると自分の時間を持つことを忘れてしまうときがあります。
困難にぶつかって諦めずないようにするためにも自分の時間を意識的に生み出すことは非常に重要ですね。冷静に考えて行動すれば困難がそれほど困難なことではないことに気づくことができるはずです。
まとめ
こんな本をご紹介している私自身も世間に振り回されているところも多いなと気づくことができました。
本書は「自分が何をもとめて日々生きるのか」を見直すキッカケになる大切なことに気づかせてくれる本になります。マンガで非常にわかりやすく簡単にまとめられているのでかなり取っつきやすいですよ。
ぜひご一読くださいね。
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