はじめに
なかなか面白い本を見つけました。
『世界観の創り方』(長倉顕太, 石井 裕之 著)をご紹介させていただきます。
書き方の口調としてはなかなか痛烈です。口調が強すぎるように感じますが的は得ている内容です。
結局のところ行動するのは自分であって自分の価値観がしっかりしていないと行動さえできないんだということを気づかせてくれますよ。
価値観について
「誰もが情報発信できる時代」になったってことなんだ。
これって、マジ革命なんだぜ!人類史上最強の革命だ。
産業革命なんて比じゃない。
なぜか?オレは10年以上ビジネス書の編集者をやってきて、1000万部以上本を売ってきて、それでも何か違うって感じた。
よく、「ビジネス書とか自己啓発書って、みんな同じこと言ってる」って言われるよね。
ほんと、そうなんだ。でも、それはそれが真理だったからだ。
簡単に言えば、「行動すれば人生が変わる」って内容。っていうかバカだろ。
行動すれば人生変わるに決まってる。
そんな本をありがたがって買うバカ。もういい加減に気づけよ。
問題は、「わかってても動けない」ってことなんだよ。
そうだろ?「食べなきゃ痩せる」ってわかってるけど、食べちゃうから痩せれないんだろ?そう。
やり方なんかみんな知ってるんだよ。
検索すれば何でも出てくるんだぜ。でも、やり方わかっても、できないから困ってんだろ?頭でわかっても身体が動かないから困ってんだろ?だから、今までの本なんて使えないって言ってんだよ。
やり方とか方法はわかっていても実際に行動できないことばかりですよね。ものすごくエネルギーが必要になるので今までの方法を変えることが難しい。
だからこそ誰もができるようになった情報発信をして少しでも自分の考えに近い仲間に囲まれたり自分の考え方をまとめる必要があるということですよね。
とにかく黙っていても誰も気付いてくれないし、分かってくれませんね。だからこそ自分が持っている情報や考え方を発信して行く必要がある。
今はこういったブログという手段を用いれば誰でも情報発信できる時代です。確かにここ数年前まではそこまで身近ではなかったはずですので、非常に恵まれていますよね。
ちょっとした動機があれば情報発信は誰もができるという時代を生きている私たちはこういった手段を有効に使って行く必要があるでしょう。
“学歴とか資格とか、ほんといらないと思うね。もはや。
いつも言ってるけど、資格なんか取った瞬間にコモディティ化するんだし。
だから、アナタにやって欲しいのは、「目に見えないもの」「残らないもの」に積極的にお金と時間を使って欲しいってこと。
大事だから、繰り返す。「目に見えないもの」「残らないもの」に積極的にお金と時間を使って欲しい。
でも、これをやると周りからは、絶対に、「バカなことしてんじゃない」って言われる。
でも、それを言った奴が成功しているかを見れば、どっちが正しいかわかるはずだ。ここ重要だから、繰り返す。
「バカなことしてんじゃない」って言う奴が成功しているか見ておけ。
結局、何が言いたいかっていうと、もはや、「人生はトータル勝負」ってことだ。
つまり、何に価値を置いて生きるか。365日24時間、自分の価値観で生きているかが重要になるってこと。
目に見えるものにお金をたくさんかけても薬やお酒のように直後の効果はものすごく見えますがあまり持続はしませんよね。
例えばせっかくクルマを買っても長い間その幸福感はそれほど続きません。
このような経験は誰もが経験したことがあるのではないでしょう。
確かに必ずしも目に見えるものにお金を使うから悪いとは限りません。それが動機付けになることもあるでしょう。
しかし、お金や時間を目に見えるものに対してばかり消費していないかを今一度確認する必要はあるでしょう。
その鍵として目に見えないもの、残らないものにもっと時間とお金をかけることができていますかと著者は説いています。
いつまでも騙されるんじゃないぞ。
せっかく、「地力」勝負の時代に入ったんだから、「地力」を感じれる人になれ。
そのためには、「地力」がある人に会え。なにが「地力」かがわかるはずだ。
オレが思う「地力」について話そう。「地力」を辞書でひくと、本来もっている力みたいな感じででる。
たしかにそうだ。でも、オレは、価値を生む力だと思っている。
なにもないものから価値を生む力、答えを自分で創り出す力、世界観をプロデュースする力だと思っている。
いつも言っているが、日本の教育は「答え探し」を教えるだけ。
だから、社会に出ても「自分探し」「天職探し」なんて奴らが多く、イカサマ師たちに金を巻き上げられていく。
みんなどこかに「答え」や「正解」があると思っているから騙されるわけ。でも、答えなんてないから。
繰り返す。答えなんかないから。答えは自分で創り出すわけ。
だから、セミナーで答えを与えてくれるようなことを言うなら、それは詐欺セミナー。だってそうだろ?答えなんてないのに、あるって言う訳だから、その時点で詐欺認定。オレのセミナーでは答えは教えない。
答えなんかないから。きっかけを与えるだけ。そこから価値を見いだすのは参加者だ。
講師が価値を与えるのではなく、参加者が価値を生む。これが良いセミナー。
そうすれば、参加者は、なにもないものから価値を生む力、答えを自分で創り出す力、世界観をプロデュースする力を身につけられるようになるからだ。そして、価値を生む力は、お金を稼ぐ力でもある。
自分で価値観を見つけ出す必要がありますよね。
“最近、思うことがあるが、いま何が目につくかっていったら目に見える価値を追うバカが増えてるってこと。
お金、地位、学歴、ブランド品とかね。目に見える価値だよ。そういうものを追うバカが増えている。
ていうか、昔からいるけど、いまだにそういう連中がいるわけ。結局、生きる意味や価値を見出せないから、目に見える価値を追うわけ。
いつも言ってるけど、日本においては「生きる意味」なんて基本ないから仕方ないけど。だから、オレは「やりたいことなくてもいい」「やりたいこと無いのは当然だ」っていうわけだ。
自分の世界観が創れないと、一生、自由自在な人生は手に入らない。
わかる?自由な人生じゃないぜ。
自由自在な人生だ。
よく自由を手に入れようなんて言ってる奴がいるが、日本は自由だぜ。
そう、全員が自由だよ。
でも、人間は自由だけじゃ満足もしなけりゃ、楽しくもない。
自由自在じゃなきゃ、生きてる感じはしない。生きてる感触は得られない。
じゃあ、どうすればいいのか。そう、自分の世界観を創るしかないんだよ
自分の世界観を持つって簡単なようで難しいですよね。持つだけでも大変なことなのにあんまり自分の世界観が強すぎると周囲からは腫れ物扱いにされがちです。
ただ普通に生きていると他人の世界観の中で生きていて自分の世界観では生きることができていない。だからうつ病や疲れ切ったように生きている人が増えるのでしょう。
自分の世界観を持つと周囲との軋轢を生み出すんじゃないかとふと思ったりもしなくはないですが、
ただ自分の価値観を押し付けるのではなく共有することが大切になるのでしょう。
それがこういったSNSを通してでもいいですし、普段のコミュニケーションでもいいでしょう。
ただ自分の考えを理解してもらおうと強く押し付けると人は離れていってしまうでしょう。あくまで理解してもおうとするのではなく、ただただ有益だと自分が考える情報を発信して行くという行動が大切でしょう。
「オレが若い著者をどんどん出していきたいってフェイスブックに書いたら、25歳の和佐大輔さん、25歳の池田潤さんの本が出たし、今も若い才能のある連中がオレの周りに集まってきている」っていう具合に、情報発信をして世界観を創れば、好きなモノや好きな人が集まってくるんだ。
好きなモノや好きな人が引き寄せられてくるんだ。
これって最高じゃないか。好きなモノや好きな人が引き寄せられてくれば、人生なんて自由自在だよ。
だから、これからも一緒に世界観を創って行こうぜ。
“いまの時代に問われてるのは、「生き様」なんだよ。つまり、線なわけ。わかる?はっきり言って点(スキル)なんてどうでもいい。
ぶっとい線を描くんだよ!つまり、それは熱い「生き様」ってこと。
それさえあれば、人生なんて何だってやれる。
ぶっとい線だ!じゃあ、どうすれば熱くなれるか。それは、自分で自分の好きなように人生を創るってこと。
そうすれば、一気に何もかもがうまくいく。それをオレはプロデュース力だと思ってる。オレが関わった人たちは、オレと関わったあと次々と出版が決まり、ビジネスも、人生もうまくいく人が多い。
「想定外」に連れて行ってくれるような、人と一緒にいるようにしろ。
「想定外」に連れていってもらえ!そしてそんな人は、あなたの身近にはいない。
普通の人が探すなら、ネットしかないだろう!いつも言っているように、「ヒーローを見つけろ」ってことだ。
「想定外」に連れていってくれるヒーローだ。そのヒーローについていけばいい!まずは、ひたすらついていけ!
でも、オレは実力も能力もない。ただ、オレがやってきたのは好きな人と仕事をするということだけ。
そして、そのときにオレが心がけているのが、「ギブギブギブ」という考え方だ。
よく「ギブ&テイク」などと言われるが、これは奴隷を創るための洗脳用語だと思っている。
だって、テイク前提のギブじゃ意味ないでしょ。そもそも、テイクしてもらおうという発想がある時点で、人間として終わってるって思うわけ。
その理由は簡単で、テイクを前提としたギブは所詮テイク以上できないからだ。
何かを貰うためにギブをするわけではないということ。会社勤めしているとこの辺を忘れてしまいがちですよね。
テイクを意識しすぎたギブは限界があるのでミラクルは起きにくいでしょう。
まとめ
ギブギブギブを忘れず、行動しまくることを実践したいと思わせてくれる、なかなか心に響く言葉がたくさん書かれている本です。
ぜひご一読ください。
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