はじめに
お金を稼ぐのって大変ですが、本当はお金の使い方の方が難しいものです。
お金の使い方を間違ってしまうと、いくらお金持ちでも資産は一向に増えません。
これからご紹介する本では効率的なお金の使い方を学ぶことができます。
お金を増やすためにも結婚して資産を増やそう!
お金持ちと小金持ちは天と地ほどの差があるが、やらなければいけないことはそう大差ない。どんなに小さな額であれ、お金の「入り」を増やすことは資産形成の基本である。もし結婚している、あるいは結婚することを考えていて、かつ小金持ちになりたいと思うのであれば、もっともてっとり早い方法は、パートナーと共働きでお金を稼ぐことである。共働きすれば、世帯収入は1・5~2倍に跳ね上がる。これは物理的に大変なインパクトである。事業や投資で「入り」を2倍にするというのは、とてつもなく大変なことだ。だが2人が職をみつけるだけで、収入を2倍にできるわけであり、考えようによってはミラクルである。
勤め人の夫が一人でいくらたくさん稼いだとしても現在の収入を1.5倍や2倍にすることは厳しいです。奥さんにも働いてもらうことが最も現実的な「入り」を増やす手段であることは間違いありません。
もちろん夫の妻に対する感謝の気持ちを忘れてはダメですし、お互いの協力も欠かせません。
コミュニケーションをしっかりとり、奥さんを尊重して行きたいものです。
何よりも働いてくれている妻の趣味や勉強、友人たちとの付き合いには最大限協力していく必要があるでしょう。
小金持ちを目指すなら車は買うな
収入を増やす努力をしても、支出が増えては意味がない。小金持ちになるには、当然、支出を減らす努力も必要だ。ここでも重要となるのは、合理的な思考回路である。同じ10%の支出削減でも、1万円の10%と10万円の10%では、天と地ほど違う。なるべく安い野菜を探してスーパーをはしごしても、支出全体にはほとんど影響を与えない。支出を減らすには、金額の大きいものを狙い撃ちする以外に方法はないのだ。『自動車は「必要」ではない』人生の三大出費は、住宅、自動車、保険である。ズバリ言うと、これら3つ以外に支出を減らす方法はないと考えてよい。特に効果が大きいのが自動車である。自動車は、「必要」ではなく「ほしい」という動機で買う人がとても多い。だが、これは大変な金喰い虫だ。本体の購入費用はもちろん、都市部では駐車場代、各種税金、ガソリン代、保険、車検費用など、保有しているだけで様々なコストがかかる。必要なときにタクシーやハイヤーを調達したり、レンタカーを利用したりしたほうが、金額的には圧倒的に安い。それでも多くの人が車を購入するのは、ただそれが「ほしい」からである。
細々した食費を節約しようと、我慢したり少しでも安いものを手に入れようとしても、車などに比べるとそもそもの単価が安いので単にエネルギーの無駄になってしまいます。
労力の割には節約にならないということです。
それだったら単価やランニングコストの高い家や車の支出を抑える方が得策であることは当然です。
人生の三大出費である住宅、自動車、保険をただ単にほしいからという理由だけで購入したらダメですね。
この中でも特に車は金食い虫で必要で、ただただ「欲しいから」という動機で購入してしまいがちですので、注意が必要ですね。
この「欲しいから」の理由がその車を心の底から好きだとか、車を作っている会社の考え方が大好きだからという理由ならまだいいのです。
実際に特に高級車を購入する理由としては世間体や周りの人に対する見栄がからんでいることが多いのでヤヤコシイと思います。
これでは自分が本当に欲しいと思って買っているのではなく、実際には周りの人に買わされているということですね。
どうしても人間は見栄が働きますので、少しでも大きな家や高級な車を欲しがります。経済の活性化のためにはありがたい話ですが、資産を増やしたい人は見栄に振り回されないように注意が必要ですね。
まとめ
本書はすでに結婚をしているもしくはこれから結婚を考えている方々だけでなく独身の方にもお勧めです。
3大資産に対する考え方を変えるだけで経済的に豊かになれるのであれば、考えてみない手はないと思いませんか?
ぜひとも御一読ください。
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