本当にあった話
『殿、利息でござる!』をみたのでお話ししていきます。
この映画の凄いところは記録を元に実写化された映画であることです。
公開は2016年です。出演しているのも阿部サダヲや瑛太の他にもフィギュアスケートの羽生結弦、そして妻夫木聡などなかなかの豪華キャストが登場しています。
あらすじ
1700年代前半の明和時代に宮城県仙台藩に吉岡という非常に貧しい町がありました。
この町はあまり裕福ではないうえに、伝馬という物資を輸送する大変な役目を町民で補わなくてはならなく、貧しさに耐えきれず町民がどんどん夜逃げしていき、残された町民も日に日に窮地に立たされていきます。
この現状をみかねた瑛太が改善方法を思いつきます。
それは、
殿様にお金を貸し付けその利息を吉岡の町民に回す
という特に当時においては奇想天外なアイデアです。
つまりこれまでは年貢や税金や利息を取られる側だった町民がお上から利息を取る側に回ろうという試みです。
今の時代は国債という形で国にお金を貸したりする制度もあります。
しかし当時は庶民がお上にお金を貸すなんていうシステムそのものがありませんでしたのでそれはもう大変です
それも1000両という今でいうと3億円を集めるために農民の中でも武士に近い立場の肝入りや大肝入りそして奉行を巻き込んでどんどん直談判していきます。
当然ながら話はスムーズに進まず挫折を感じる場面も多々あります。
それでもそれを乗り越えて殿様に今でいう3億円を貸し付けることに成功するのです。
そして3億円の貸付金に対する1割である3000万円の利息を町民が得ることで吉岡にする町民の生活が守られたというストーリーになります。
利息はとられる側ではなく取る側に
私が心に残った台詞は、
「利息はとられる側ではなく取る側に回らなくてはいつまでも貧しいままである」
というフレーズです。
今の時代でも庶民は簡単に利息を取られてしまいます。
- 無理して購入した家のローン
- 奨学金や教育ローン
- 無駄な飲み代
- 見栄による浪費
私はこれらをしないように心がけていますがそれでも気持ちが緩むことはありますね。
映画の中では町全体が生活苦から抜け出すため、利息をもらう側に回ろうと命がけでお上に上申していく様子が描かれています。
しかし今の時代は利息をもらうために命なんてかける必要なんてありませんよね。
ただパソコンでポチポチっとネット証券に口座を開いて投資信託を購入するだけで利息をいただける側に回れます。
労せず誰もが利息をいただける側に回れるようになっているのも先人たちが頑張ってくれたおかげです。
この有り難いシステムを使わない手はありません。
この映画はAmazonプレミアム会員であればプライムビデオで無料で見ることができます。
別に利息に興味がなくても必ず得るものがあり楽しく観れる映画ですのでお時間許すときにご覧くださいね。
この記事へのコメントはありません。