株式投資というと個別株に投資するイメージが強いかもしれません。
ですが株に投資する方法はみなさんご存知の通り個別株だけでありませんね。
投資信託そしてETFを通しても株を購入することができます。
投資信託やETFはいわば株式の詰め合わせパックですから。
個別株・投資信託・ETFそれぞれの歴史を簡単にまとめると
- 個別株は1700年代:東インド社
- 投資信託は1863年:The Foreign and Colonial Government Trust イギリス(諸説あり)
- ETF(上場投資信託)は1990年:TIPS35(Toronto 35 Index Participation Units)カナダ
改めて思ったのですが株式って1700年代からあるんですね。
誕生してからの経過年数をざっくりというと…
- 個別株は今から300年前
- 投資信託が150年前
- ETFが30年前
となります。
個別株はMicrosoftのように大きく成長する会社に初期の頃から投資していれば大きく儲けることができます。
その反面で最近でいうとアパレルのレナウンは負債138億円を抱え倒産してしまいました。
当然のことながら倒産する企業に投資していたら自分の資産は消えてなくなりますよね。
したがって個別株に投資するとなると企業を分析する相当な眼力と知識が必要になります。
これでは投資のハードルが相当高く投資に参加できるのは一部の人だけのものになってしまいます
投資信託が開発された理由は富裕層ばかりが株式に投資していて中間層とは大きなマネーリテラシーや資産に差が生じていたためだといわれています。
誰もが落ち着いてそれなりに投資結果を出せるように改良されたのが投資信託そしてその進化バージョンがETFであるといえるでしょう。
もちろんETFの歴史が新しいからといって高い投資成績をおさめることができるわけではありません。
そもそも日本製のETFは純資産額や手数料などの面からみて米国には出遅れている感も否めませんし…。
日本国内では現状ETFよりも投資信託の方が優勢です。
それにこれからさらに効率化された株式投資の方法が発明されるかもしれません。
何れにしても先人が発明してくれた投資手段に感謝して有効に活用していきたいところです。
もちろんETFよりも個別株に投資する方が人によっては自分のスタイルに合っているケースもあるでしょう。
どれを使ってもいいですし個別株・投資信託・ETFの全てを利用してもいいのです。
ただただ自分が継続しやすい手段を選ぶ必要です。
継続するためにはある種の心地よさも必要でしょう。
私はつみたてNISAでは投資信託を一般口座ではETFから投資しています。
少しずつ自分が興味を持った投資手段に投資をしていくことで自分の投資スタイルを見極めていきたいですね。
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