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『スーパーサイズ・ミー』を観るとファーストフードが怖くなる

2004年に公開された『スーパーサイズ・ミー』という3食マクドナルドを食べ続けた男のアメリカのドキュメンタリー映画をご紹介します。

この男の掟は、

  • 1日3食マクドナルドの商品のみを食べる
  • 「スーパーサイズ」というドデカいサイズを勧められたら断らずに食べる
  • なにがあっても1カ月間マクドナルドの商品のみを食べ続ける

他にもあるのですがこのように非常にシンプルかつなかなか過酷なものです。

ちなみにこの男というのはこの映画の監督でもあり自ら実験台になるというから本気です。

なんでこんな映画を監督自ら実験台になって撮影しようとしたのかというと肥満症に悩む若い女性二人がファーストフード会社を訴えたニュースで知りこのアイデアが浮かんでしまったとのこと。

この「実験」を貫き通す過程で彼をサポートする医師や栄養士が途中で「この馬鹿げた実験をやめなさい」と何度も提案するほどまでに男の体の健康状態は悪くなります。

そして彼は様々な体の不調に見舞われ病気と診断されるまで内臓の機能が低下します。

  • 肝機能低下
  • 腎機能低下
  • 体重の急激な増加
  • 疲労感 
  • 性欲減退
  • 不眠
  • 高血圧

など他にも種々の症状に見舞われます。

途中で男が体に痛みを訴えたので医師が鎮痛薬を処方しようとするのですがそれさえも拒むという徹底ぶりです。

映画の中でも特にマックナゲットについての話が驚きでした。

私も以前はマクドナルドに行ったら必ず注文するくらい好きだったあのマックナゲット。

あのナゲットは卵を産めなくなったようなヨボヨボの鳥の肉を擦り潰し加工されれて作られているようです。

今現在も同じ製造過程かは分かりませんがこの事実を知ってしまうとマックナゲットを食べたことを心底後悔しますね。

映画の中では小学校などでもこういった高カロリーのファーストフードが子供たちの昼食に提供されているという事実が紹介されています。

企業は子どもや消費者の健康よりも株主の利益を優先しようとしているということがよくわかります。

世界は資本主義の世の中ですので株主を優先するのは致し方ないところでもあるでしょう。

だからこそ消費者である私たちが「見る目」を養う必要があるのです。

賢い消費者になるためにもダイエットしたい人にもオススメの映画ですよ。

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