私は配当金が出来るだけ多く得られる投資先を選定してそれらを好んで投資しています。
具体的には米国ETFですね。
もちろん本当のハイリターンを狙っていくのでしたら個別株がいいでしょう。
ただ個別株を選び抜くためには、
「投資に値する企業を選び抜く相当な労力と投資している間も定期的に投資先の企業の業績チェックなどが欠かせない」
というのが実際にやってみた感想です。
それに比べETFというのは効率こそ下がりますが基本的には投資信託の進化版みたいなものです。
つまり企業を寄せ集めてひとつのパッケージとして作られたものですから個別株に比べリスクは基本的に低い。
配当金を得られるETFなどの投資先に自分の大事な資金を投じるメリットというのは大きく次の2つがあると私は考えています。
- 現時点で定期的に得られる配当金で生活費の○割程度は賄えると知ることができる。
- ETFからいただいた分配金を種銭にして別の投資先へ投資ができる。
この2つ配当金を得ることの大きなメリットだと感じております。
私は理学療法士という自分が好きな仕事をさせていただいていることもあってか強いセミリタイア願望はありません。
しかしできれば労働によって得られるお金を使わずして生活費を賄えるようになりたいと以前より思っており現在でもその考えは変わりません。
したがって配当金でどの程度の生活費を得ることができるのかを知ることは私にとっては大きなメリットなんです。
それに対してもちろんデメリットもあります。
- 高配当を吐き出す企業というのは*GAFAMのような今をときめく成長企業ではなくおじいちゃん企業であり成長性は乏しい。つまり株価の上昇はあまり期待できない。*GAFAM:Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft
- 配当金をいただく度に税金が発生する。私が投資している米国ETFに投資していると概ね30%弱の税金が引かれてしまう。
このようETFひとつとってもメリットだけでなくデメリットも見えてきますよね。
他にも高配当銘柄に投資をする上でのメリットデメリットはたくさんあるとは思いますがこれらメリット・デメリットは投資家の年齢や職業そして投資スタンスなどその方の状況によって変わってくるもので自分がどのように判断するかが非常に重要です。
今の私の考えとしては先ほど述べた高配当な利回りを出してくれる投資先に資金を入れておくことのメリットがデメリットに比べ遥かに勝ると判断しており投資を継続しております。
高配当を吐き出すETFなどに投資されている方は気付いておられるでしょうが自分の投資しているETFがまるで打ち出の小槌のようなお宝になってくれるというのは実に凄いことです。
このお宝(私でいうところのETF)から定期的に得られる資金をさらに自分が好きな投資先に振り分け投資を続けていくだけで無限に資産は増殖し続けるのですよ。
このまるで魔法のような事実を
「複利」
というのです。
複利の恩恵を受けることに反対する考えがあることはわかっています。
私はクリスチャンではありませんが聖書では複利を否定されているようですしね。
ただこの資本主義のシステムの中で生きている以上この複利からの恩恵を受けることはそこまで悪ではないと信じております。
むしろ世の中のお金の流れにお金を投じず自分のところで堰き止めておく方が良くないようにさえ思います。
なぜって単純に経済が回りませんでしょ。
お金の流れを堰き止めず得られたお金を世の発展のために使っていけばそれで良いのではないでしょうか。
Win-Winです。
別に高配当ETFから得られた資金で同じETFを購入しなくてもそれこそ今をときめく成長企業に投資したって良いのです。
新興国に投資したいと思ったときは新興国に投じても良い。
子どもの教育にお金が必要ならば配当金を使って教育費に当てれば良い。
あんまり硬く考えずそのときどきで自分が好きな投資先にどんどん投資すればいい。
そういえば最近、妻のすーさんと何度かタケノコ掘りをしたのですがタケノコって雨が降ったあとは山一杯に無限にタケノコが生えてくるんですよね。
高配当株投資とはまるでこの雨後の筍のようだとタケノコを掘りながら思いましたよ。
それにしても雨後の筍とはよくいったものです。
この記事へのコメントはありません。