内科学

 

ボツリヌス療法

ボツリヌス毒素療法は痙性麻痺に対して有効とされている治療です。

1989年に米国ではじめて医薬品として承認され日本では2001年痙性斜頸への適応が承認されました。

ボツリヌス療法とは土のなかの常在菌で食中毒の原因菌で知られるボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質を有効成分とする薬(ボトックス)を筋肉内に注射するもので筋肉の緊張をやわらげるために行います。

ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないのでボツリヌス菌に感染する心配はありません。

効果持続は3ヶ月から6ヶ月で保険診療上は3ヶ月にいち度投与可能です。

筋肉緊張が和らぐため動きやすくなったり(その逆もありますが…)痛みが改善することもあります。

痙縮の治療においてボツリヌス毒素の作用部位はどれか。

1、脊髄後根神経節

2、脊髄前角

3、脊髄前根

4、運動神経終末

5、筋小胞体

第46回P77

正解:4

ボツリヌス菌毒素製剤の作用機序について正しいのはどれか。

1、末梢神経の破壊

2、ミトコンドリアのATP産生停止

3、アクチンとミオシン頭部の結合抑制

4、抗アセチルコリン受容体の産生

5、神経終末部でのアセチルコリン分泌抑制

第50回A78

正解:5

ボツリヌス毒素の作用部位はシナプス小胞の膜蛋白に作用する

ボツリヌス毒素を用いた治療で正しいのはどれか。

1、ボツリヌス毒素は前角細胞に作用する。

2、痙縮のある筋に対して筋肉注射を行う。

3、65歳以上の高齢者には禁忌である。

4、注射直後から最大効果を認める。

5、効果持続は約1年間である。

第48回A87

正解:2

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