脳卒中の患者さんで恐怖心や動こうとして力むことで体の他の部分の肢位が変化したり固定したりする自動に生じる動きを生じる方がおられます。
これは連合反応といいます。
この連合反応とは対側だけでなく同側に生じるものもいいます。
連合反応に良く似たものに共同運動というものがあります。
共同運動とは単一の運動を他の運動と独立して行うことができずに常に同じパターンの中でしかできない運動をいいます。
この連合反応を繰り返すことで筋肉が短くなってしまうのです。
それが原因で内反尖足などが生じるわけです。
非麻痺側ばかりを使わせるだけでなく麻痺側もしっかり使うようにしていくことでこの連合反応を防ぐことができます。
片麻痺の健側の抵抗運動と患側の連合反応との組合わせで適切でないのはどれか。
1、肩関節内転−肩関節内転
2、肘関節屈曲−肘関節屈曲
3、股関節内転−股関節外転
4、膝関節屈曲−膝関節伸展
5、足関節背屈−足関節底屈
第37回59
正解:3
患側の連合反応は同じく内転
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