Bohler角(ベーラー角)とはレントゲン画像で踵骨隆起の上端である踵骨隆起と前距骨関節面頂点と踵骨の上方頂点を結ぶ線の角のことです。
通常20-30°ですが踵骨骨折があるとこのBohler角の角度が減少します。
踵骨骨折の症例を担当するときには必ず確認しておきたいところです。
それではBohler角についての過去の出題をみていきます。
足について正しいのはどれか。
1、距腿関節の運動軸は膝軸に対して内捻5〜15°である。
2、舟状骨は外側立てアーチを構成している。
3、背屈運動により果間距離は拡大する。
4、Lisfranc関節では内外旋が生じる。
5、Bohler角は40〜50°である。
第49回P71
解答は3になります。
内果と外果の距離である果間距離は背屈時に拡大します。
距骨滑車が前方に広い形状をしているのが理由です。
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