はじめに
「お金を欲しくない」と本気で考えている人はまず居られないんじゃないでしょうか。
なぜならお金は世の中のほとんどのものと交換できる便利なツールだからです。
(ここではお金と愛は交換できないなどの難しい議論は避けますね。)
ただお金をたくさん欲しいと思っていてもお金は人の役に立つことでいただけるものであるという基本的なことをわかっていないもしくは忘れてしまっている人が多いように思います。
これは子どもの頃から何もしなくても定期的にお小遣いをもらっていた人や、定期的にサラリー(お給料)をもらえる状況にあるサラリーマンなんかは特に認識しづらいと思います。
なぜなら会社などの組織にいると役割が細分化されているため、自分のやっている仕事が人の役に立つということがわかりにくくなってしまうからです。
これらの理由がお金を稼ぐ=人の役に立つということをわかりにくくさせるのだと思います。
お金を稼ぎたいとは人前では言いにくい理由
「お金を稼ぐ」とあまりにもダイレクトに言ってしまうとイヤらしい話に聞こえてしまいますよね。
友だちどうしてはこんなことは言えても公の場ではなかなか言いづらい・・・。
ちょっと極端ですが下の絵のようなイメージになってしまうからじゃないでしょうか・・・。
このイヤらしさや後ろめたさに繋がってしまう理由は人の役に立つということをすっ飛ばしてしまってお金を得るイメージが先行するからだと思います。
たまたま生まれてきた家が資産家であった人は例外的にいてるとしてもお金持ちはやはり人の役に立った結果お金持ちになるのだと思います。
人の役に立てばお金は勝手についてくるとはよく言ったものですね。
したがってここでは話をわかりやすくするためにお金を稼ぐ方法ではなく人の役に立つ方法と言い換えて話をしていきたいと思います。
人の役に立つ3つの方法
たとえば・・・
- 近所の子どもと遊んであげた。
- 駅で階段を昇れずに困っている高齢者を助けてあげた。
これらは人の役に立つということで思い浮かべる非常にわかりやすい例だと思います。
しかしこれらの方法ではお金をいただきづらいですし、いただけたとしてもそれで生活していくことはもっと難しいと思います。
私たちが会社などで勤めるのは人の役に立つ方法をシステマティックな会社という仕組みを利用してより効率的に人の役に立てるようにレバレッジをかけるためです。
そこでこれからの効率よく人の役に立つための方法である
- 生業
- 事業
- 投資
という3つの視点から考えていきたいと思います。
これら3つの視点については捉え方によって色々な考え方がありますが私が考えるそれぞれの特徴をまとめていきます。
生業
ひらがな読みは「なりわい」もしくは「せいぎょう」とも呼び生計をたてるための職業を言います。
私たちがお金を稼ぐ方法というとこの生業のイメージが強いと思います。
絶対というわけではありませんが基本的にはなかなか皆んなが就くことのできない仕事ほど給料が高くその反対であればあるほどお給料は安くなってしまう傾向にあります。
子どもの頃から皆んな塾などに通って嫌々でも勉強するのは少しでも自分の市場価値を高めようとしているからでしょう。
ちなみに私にとっての生業は理学療法士です。
しかし近年では理学療法士が非常に増えているためいただける医療保険や介護保険からの報酬どんどんは少なくなっておりそれに連動してお給料も下がってしまっています。
悲しいことですがこれは資本主義の世界であれば当然の原理でもあります。
事業
事業とは社会的意義のある大きな仕事のことです。
株式会社などの会社・国・都道府県や市町村、公共法人、宗教法人や医療法人そして公益法人などの法人はすべて事業者になりそれらの事業者が行う活動は事業になります。
法人ではなく個人事業という形態もあります。
身近な例としてお医者さんが開業したり弁護士や会計士が開業した場合は個人事業になります。
他にも近所にある美容室や接骨院なんかも個人事業ですね。
これらの事業では自分が事業主になったときは事業といえますがそこで働いている従業員にとっては事業ではなく生業になりますね。
自分が働かなければ事業が回らないため現場での仕事をする事業主も多いと思います。また従業員は誰もいなくて一人親方の大工さんなどは生業に近い事業と言えるかもしれません。
私でいうとこのブログの運営は事業です。
このブログは奥さんに絵を描いてもらって記事は私が書くという役割分担をして運営しております。
したがって私の場合も奥さんにかなり手伝ってもらってはいますが、自分で記事を書かなくては運営できませんので生業に近い事業なのかなと考えております。
投資
投資というと不動産投資や株式そして投資信託を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ただ投資というととても怪しいイメージがするのも事実だと思います。
おそらくこれは詐欺まがいのファンドが破産した話やうまい話に騙された人の話がテレビや新聞で賑わっているからだと思います。
ただしっかり勉強すれば投資という行為は決して人を不幸にするようなツールにはなり得ません。
投資の本来の意義はお金を出資することによって人の役に立つということだからです。
たとえば会社の株式を買うということはお金を出資するということです。
この出資したお金で会社が成功してさらに事業が拡大したりするとその出資した見返りとして配当金などのインカムゲインや会社の株価が上がるキャピタルゲインとして株を買ってくれた人にプラスのフィードバックがあるわけです。
(株式の場合は出資した会社が潰れるとただの紙切れにもなりますが・・・。)
あなたが実行しようとする投資が本当に世のため人のために役にたつものかどうかをよく考えてから投資をなさってください。
ちなみにわたしは最近少しずつ注目され始めてきたインデックス指数を用いた投資信託(インデックスファンド)にて世界投資を日々奥さんと一緒にしています。
参照)iDeCoやNISAで簡単に世界中に投資ができるんです!
生業以外の方法も使って人の役に立てないか考えてみませんか?
おそらく多くの方が生業だけで人の役に立とうとしている(そもそも人の役に立とうと意識しているかどうかは別として・・・)のが実情であると思います。
しかし生業だけでなく事業や投資など別の方法からも人の役に立てないかという道も模索してみてください。
その方がよりたくさん人の役に立てる可能性も広がると思います!
今はインターネットが発達していますので事業や投資も非常に行いやすくなっています。
この時代に生まれてきたメリットを是非とも生かしたいものですね!
まとめ
人の役に立つ手段はたくさんあって大きく分けて3つの方法があることをお話ししました。
私の場合は、
- 生業:理学療法士として患者さんに貢献する。
- 事業:この「痛みのトリセツ」を通して奥さんと一緒に世の中の方々に少しでも良い情報を提供する。
- 投資:これも奥さんと一緒に世界の発展に貢献するための世界投資
この3つの方法・手段を用いて人のため世界のためになりたいと思っています。
私の手段・方法をお伝えしましたのであなたの方法も教えていただけたらこれほど嬉しいことはありません。
あなたの人の役に立つ方法は一体なんですか?
最後に私が普段愛読しているオススメの投資本を書いておきますので興味がある方はご一読ください。
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